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ブロックベース編

お世話になります。株式会社エコスマイルです。

 

本日はDIYで使える!プロが教えるブロックの積み方、

ブロックベース編をお話ししていこうかと思います。

やってみたいと思われる方は是非参考にしてみてください。

 

ホームセンターでも販売されていることから、手軽に手に入れることができるコンクリートブロック。

しかし敷地の境界や見切り材としてもただ並べるだけではいけません。高さが合わなくて不格好になったり、固定されてないことにより危険が発生します。

中に入っていて見えなくなっていますが、ブロックの中には鉄筋が埋まっているのです。

敷地の境界にブロックを並べる際には、まずは整地から始めます。

高さを計算

基準の高さをどこにするか、ブロックの天端(最上部の面)をどの高さにしたいのかを考えて高さ出しをします。

 

例えば、勾配なしの各辺10メートルの正方形の土地に1メートル高さまでのブロックを積みたい場合。

隣接している道路の高さを基準とし+-0とします。

ブロックは1丁の高さが約20センチなのでブロックを5段積む計算となります。

 

この場合にはまず、整地の時点で道路から10センチ深く掘ります。

幅は60センチほどの幅で掘るのがいいでしょう。

レベルという高さを計測する機会があるので細かく確認しながら転圧していきます。

ここで転圧しておかないと地盤が沈みブロックの高さが下がったり強度が出ないことにつながるのでどれだけ地盤が固い土であろうと必ず必要になります。

鉄筋加工

次は鉄筋加工です。

 

先ほどのブロックを1メートルの高さまで積む例で話を進めます。

まずブロックの高さ分の1メートル、さらに幅その半分の50センチ、計1メートル50センチで鉄筋をカットします。

ブロックの横幅は約40センチなので

1辺10メートル=1000センチ

1000÷40=25

1辺25本の150センチの鉄筋が必要になり、4辺全て囲おうと思うと100本用意することになります。

 

ちなみになんですが、現在5.5メートルの鉄筋が1本あたり350円ほどします。

ブロックには材料としてはブロック代しかかかっていないと思われがちですが、この時点で9800円かかっています。

次にこの鉄筋全てを1メートル×50センチのL型に曲げていきます。

写真は手動で鉄筋を曲げる、切ることが出来る道具ですが、自動で曲げ、切りができる道具もあります。

位置だし

鉄筋加工が終わったらブロックを並べる範囲に印をつけます。

鉄筋はブロックとブロックのつなぎ目に入れたいので40センチピッチで位置だしをします。

 

そこへL型に加工した鉄筋を設置していきます。

L型に加工した鉄筋と横に流すように鉄筋を組み、ハッカーという道具を使い結束線という鉄線で縛っていきます。

これにより、ブロックの強度が出て転倒防止になります。

ここでも横流し用に鉄筋を使用するため例でいうと、

40メートル÷5.5メートル×3本×350円=8000円ほどかかります。

 

注意点として鉄筋は地面に設置しないように浮かして設置する必要があります。写真を参考にしてください。

生コン打設

写真のように鉄筋が組めたら10センチの厚みで生コンクリートを入れます。

生コンクリートとはセメント、砂、砂利、水を混ぜたもので時間が経つと硬化します。

 

生コンを流すことでL型で組んだ鉄筋の下の部分が固定されます。

横流しで鉄筋を結んであることにより、ブロックが単独で倒れることを防止でき、上に出ている部分もがっちりと固定されます。

また、水平を出したうえで生コンを打つため、この後、このコンクリートの上にブロック積んでいくわけですがガタつきなく並べられるというわけなのです。

 

このブロックの基礎になる部分を現場ではブロックベースと言い、このベース打設までが、いわば、ブロックを積む前の下準備となります。

 

本来は整地の段階でRCという捨てコンクリートを入れたり、コンクリートブロックにも、基本、横、天端、コーナーと形状違いの種類があり位置だしが変わってきたりするのですが、状況によって変わるので本日は割愛します。

 

いかがですが?私はこの業界に入るまではブロックの施工方法なんて考えたこともありませんでした。今回はブロックを積む前にかかっている鉄筋の費用についても触れましたが、生コン代や転圧機、ハッカー、重機など見えない費用がかかっていたり普段では使用することのない専門道具も必要になります。

書いていて気づいたのですが、しっかりとした手順を踏んむのであれば、DIYでブロックを積むのは難しいかもしれません。

 

ただ並べて積んでいるだけにも見えるブロック。

実は積む前までにもかなりの手間と材料がかかっているのです。

 

岐阜市にある株式会社エコスマイルでは自社設計自社施工の会社です。

大体週に1~2日のペースでブロック積み約100~300丁ほど積んでいます。

また、境界ブロックは新築外構工事において一番初めに取り掛かる施工です。

大体は着工した日に整地まで終わらせ、その日のうち、もしくは翌日中に鉄筋組み、ベース打設まで完了します。

 

自社で施工するからこそわかる知識、判断の速さ、作業効率など。

それが経費削減だったりお客様への早い引き渡しにつながるわけです。

 

境界の施工には通常のコンクリートブロックの他にも、化粧ブロックやコンクリート擁壁、塗り壁のジョリパッド仕上げやタイル張り仕上げなど様々です。

見えないところでは費用を抑えながら見せたいところは豪華に威圧的に高級に!など。

 

様々な提案の幅があります。

見積もり無料です。おうちの事でのご相談がございましたら気軽にご連絡ください。

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会社名 株式会社エコスマイル
住所 岐阜県岐阜市福光西1丁目9-1
電話番号 058-213-3088
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定休日 日曜日
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